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第294回アナトリア学勉強会

中近東世界で本格的な発掘調査に入る前に遺跡踏査を行うことがよくあります。遺物の採集などを行うことによって遺跡に包含されている文化をある程度推測することもできますし、その地域にどのような文化が栄えたかを読み取ることもできます。今回の勉強会では長尾琢磨さんにお話しして頂きます。長尾さんは、これまであまり調査が行われてこなかったパレスチナ自治区で踏査を行なってきており、特に埋葬形態から研究を進めています。紀元前3世紀以降、ヘレニズム、ローマの文化的影響を受けながら発展したユダヤ人の埋葬形態の調査は、今後のユダヤ教・キリスト教研究にも新たなる展開をもたらすものと期待しています。

日時:2025年4月21日(月)午後3時〜4時

場所:武蔵野プレイス フォーラム区分B (武蔵野市境南町2-3-18)

参加方法:対面

定員:30名 (先着順) 

    *今回は対面のみの開催となります。

タイトル:「ローマ時代におけるユダヤ人の埋葬習慣―ヨルダン川西岸地区北部(パレスチナ自治区)における墓地の踏査―」

発表者:長尾 琢磨(中部大学中部高等学術研究所・日本学術振興会特別研究員(PD))

発表:

「 イスラエル・パレスチナ自治区は、北はシリアとトルコ、南はエジプトに挟まれ、巨大文明の間にある陸橋のような地域でした。紀元前3世紀以降は、ヘレニズムやローマ文化の影響を強く受けながら、同地域に居住するユダヤ人は自らの文化を育んでいき、ユダヤ教・キリスト教が発展していくことになります。ユダヤ人の埋葬も同時代に確立しましたが、現在のパレスチナ自治区の考古学的情報が不足しているため、主要都市以外での埋葬習慣は明瞭ではありません。そこで、ヨルダン川西岸地区北部で墓地の踏査を実施しました。本発表では、同調査内容を中心に紹介します。」

<申込要領>

*今回は対面のみとなります。アナトリア考古学研究所 ( tokyo@jiaa-kaman.org )へ電子メールにて、4月18日(金)までにお申し込みください。

*申込メールは、件名を「第294回アナトリア学勉強会」とし、

 本文に ①氏名 ②所属(一般/学生 , 大学・所属団体等) ③E-MAIL ④電話番号   を入力下さい。

*お申し込みを確認後、受付完了のメール(tokyo@jiaa-kaman.org のアドレスより返信)をお送りします。

受付完了メールを以って、参加可能となります。ネット不具合等の場合もありますので、3日経っても当研究所よりメールが届かない場合は、再度メールにてお問い合わせください

なお、締切日に関わらず定員(30名)になり次第、締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。

 

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